テニスの女性名選手、マーガレット・スミス・コートについて

マーガレット・スミス・コート

テニスの選手を語る上で、女性名選手と言えばマーガレット・スミス・コートを挙げることが出来ます。オーストラリア出身のコート夫人は、1970年以降にテニスがオープン化して初めて年間グランドスラムを達成した名選手です。いわゆる4大大会の優勝記録としては最多の24勝をあげており、現在もこの記録は破られていません。

アマチュア選手時代から頭角を現し、全豪選手権では7連覇を達成し、名実ともにオーストラリアを代表する選手となりました。

1968年、プロ選手が4大大会に出場することが解禁されたオープン化は、テニス界にとって最大の転換期でした。それに伴いコート夫人もプロに転向しました。しかしアマチュア時代同様、その活躍はさらに飛躍するものとなり、1970年にはテニス史上2人目の年間グランドスラムを達成しました。また1973年には年間102勝という驚異的な記録を樹立しました。1979年には殿堂入りを果たしています。

オーストラリアのコートには、彼女の名にちなんだコートがあり、国内では今でもその業績がたたえられています。また彼女は、結婚後も選手として数々のタイトルを獲得しており、しかもその勝利数も並外れた成績を残しています。